「口の中の病気を治すには、全身を診ることが大切」と考える院長先生の考えのもと、当院では口腔疾患予防"トータルヘルスケアコーチング"に取り組んでいます。中でも積極的に行っているのが、歯周病の治療です。当院独自の「歯周病治療プログラム」を実践し、患者様を完治に導く重要な役目を担っているのが、私たち歯科衛生士です。
歯周病治療プログラムでは、患者様の初診から完治までを一人の歯科衛生士が一貫して担当します。症状によって個人差はありますが、歯周病の初期段階であれば3、4回、平均すると5、6回で完治します。必ず治る病気で改善を実感できることもあり満足度はとても高く、完治された患者様からの口コミで来院される患者様がほとんどです。担当した患者様がご家族を紹介してくださることもよくあって、「橋本さんに、父も診て欲しい」と指名される度に、やりがいを実感しています。
歯周病は口腔ケアだけで治る病気ではなく、糖尿病があると歯周病が治りにくいなど、全身疾患や食習慣と深く関わっています。患者様の健康をサポートするには専門知識が必要になりますが、当院でバックアップしてくれている日本総合医学会の「食養リーダー」の資格取得を通して食と健康に関する知識を身につけることができ、昔ながらの日本型食生活の良さも知ることができました。何より「食養リーダー」の資格を得たことは、患者様と接する際の自信につながっています。
患者様との初回の面談では、「どのような仕事をしているのか」「食事は誰が作り何を食べているのか」といった生活習慣から、「口臭をなくしたい」「ずっと自分の歯で過ごしたい」といった目的にいたるまでを丁寧にヒアリングし、そのうえで「歯周病治療 来院者自己生活改善11ヶ条」を基に、それぞれにあった指導を行います。当院が提唱している「11ヶ条」は、歯周病を改善するために行うべき生活習慣を、わかりやすく11項目で示したもの。作成にあたっては中心的ポジションを任され、当院では歯科衛生士が重要な役割を担っていることをあらためて感じました。
やりがいがある一方で、責任ある仕事に、プレッシャーを感じることも時にはあります。また最初の頃は、やる気が先行してあれこれ進め過ぎた挙句、患者様を嫌な気持ちにさせてしまったこともありました。落ち込んだ私を支えてくれたのが、院長先生や歯科衛生士の先輩たちでした。学ぶことが次々にあり、決して楽な職場ではありませんが、目的意識が高い仲間と支えあう風土が息づいている環境だからこそ、歯科衛生士の専門性に加え、生活習慣の知識も深められたのだと思います。
これからは自分の成長だけでなく、後輩たちの成長をサポートすることにも力を尽くしたいですね。そしてみんなで力を合わせ、"トータルヘルスケア"の意識と"11ヶ条"を広めたいと思っています。
"目は心の窓、歯は健康のシグナル"と考え、
全身を診た上での口腔疾患予防を実践しています。
歯周病などの原因は口の中だけでなく、食習慣、さらにはその人自身の生き方と深い関わりがあります。そこで当院では、食生活習慣を正しく変える指導を行うなど、全身を診た上での口腔疾患予防"トータルヘルスケアコーチング"を実践。スタッフ全員が「健康を総合的にサポートする立場にある」ことを常に意識して患者様と向き合っています。
経験を自信に、後輩の指導に役立てて欲しい。
アメリカ留学時に歯科衛生士が自立的に働く姿を目の当たりにし、日本との違いに衝撃を受けた私は、クリニック開設にあたり、歯科衛生士の地位向上も目的の一つとして実践してきました。歯科衛生士には"歯科のスキルアップ"は当然のこと、患者様への"食生活を含めた生き方のサポート"も両輪の一軸と捉えることを期待しています。橋本さんは「自分の仕事が、その方の健康に寄与する」ときちんと理解し行動しています。「歯周病治療 来院者自己生活改善11ヶ条」をまとめた際も、中心となって貢献してくれました。現在、歯科衛生士長のアシスト役も務める橋本さんには、自分が理解した"思い"を後輩たちに伝え、指導に役立てて欲しいと思っています。
コーヒーや緑茶を頻繁に飲む方は、歯の表面に茶渋などが付着しやすく、「コーヒーをよく飲むけれど、白い歯でいたい」という患者様にBrilliant moreをおすすめしています。汚れを浮きあがらせるピロリン酸ナトリウムが配合されている歯にやさしい美白歯磨剤なので、安心しておすすめできます。
本文のおわりです