vol.2 武蔵小杉デンタルクリニック

注目!"院内ディスプレイ"アイデアリポート Vol.2 〜 予防歯科製品の見せ方&すすめ方 〜「予防歯科製品」の見せ方の工夫、ご案内するタイミングなどについて、いろいろな取り組みを行っている歯科医院さんをTAEさんが訪問リポート!

今回お伺いしたのは、4月5日に開業したばかりの武蔵小杉デンタルクリニック。神奈川県川崎市のタワービルがいくつもそびえ立つ街の一角にあります。学生時代にスキーで鍛えた宮尾昌祥院長は「歯はスポーツをやる上でも大切」という文武両道派。地域住民の歯の予防に臨む新院長に、院内ディスプレイのお話を伺いました。

武蔵小杉デンタルクリニック(神奈川県川崎市中原区)

歯科衛生士や技工士、専門医と協力しながら患者さんのニーズに即した質の高い歯科医療を行います。歯科衛生士や技工士、専門医と協力しながら患者さんのニーズに即した質の高い歯科医療を行います。

近隣住民のホームドクター的な存在に。

患者さんへの治療の説明には専用のアニメーションソフトや画像を使って詳しく説明し、どんなに小さな疑問も残らないように心がけています。予防歯科の大切さを地域に住む方々に伝え、口腔内をしっかり守るホームドクターを目指していきます。

院長 Interview

宮尾昌祥 院長宮尾昌祥 院長
Q1.新規開業にあたって、どのような歯科医院像を目指しましたか?
近隣にお住まいの方やお勤めの方々に、まず予防歯科の大切さを知っていただき、皆さんのかかりつけ医院になりたいと考えています。この辺りは新興住宅地でお子様がとても多い場所なので、予防を中心にお口のケアをしっかりやっていきたいですね。開業時の記念イベントとしてフッ素塗布無料のイベントを行ったのですが、皆さん、フッ素と虫歯に対する意識が高く大好評でした。今後は、予防歯科の意識づけをしっかり行い、3か月をめどに来院していただいて、メンテナンスを定期的にしっかり行う「かかりつけ医」として歯科衛生士とタッグを組んで、地域の予防ケアに取り組んでいきたいですね。
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Q2.何故、院内ディスプレイに力を入れていれようと思いましたか?
当歯科医院は予防を中心に行っているということを、ディスプレイを通じて伝えていければいいなと。1Fで道路に面していることを生かし、歯科医院の前の道を歩く人からもガラス戸を通して予防歯科製品がよく見えるように陳列しています。予防歯科製品には様々なものがあります。それらをすっきりと見ていただけるように、とにかく見やすく、わかりやすい陳列を心がけていますね。
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Q3. 特にどんなところに工夫されたのですか?
各製品はパッケージから出して、実物を触ってもらえるようにしています。どのような機能を持っているのか、どのような状態の歯に適しているものなのかなど、ぜひ気にかけていただきたいのです。気軽に検討していただけるように診療室と受付の間の待合スペースに製品陳列用のディスプレイを設けました。子供向けには手書きのPOPを置いて、歯磨きが嫌いなお子さんでも興味を持っていただけるようにしています。
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Q4.歯科医院で予防歯科製品を購入していただく1番のメリットは?
歯科医院で取扱っている予防歯科製品はどれも高機能な製品です。診療後の患者さんが予防に対する関心が高いときに、最適な製品をおすすめして、そしてご自宅できちんとセルフケアを行っていただけることが1番のメリットですね。歯磨剤は通常のものより発泡剤が少なく、口の中が泡だらけにならないのでしっかり磨くことができ、しかもフッ素が停滞しやすい状況を保てます。また、歯ブラシや電動歯ブラシも一般で売られているものよりもヘッドが小さいので奥までしっかり磨くことができるので磨きやすいと評判です。

歯科衛生士さんにインタビュー!

金原美奈子さん、小泉美歩さん、松島実希さん、土田彩夏さん左から松島実希さん、小泉美歩さん、金原美奈子さん
Q1. ディスプレイの工夫は?
陳列棚は、底板を透明にし、両側を白い板にしているのでとても明るく、カラフルな製品がよく目立ちます。歯の形をしたかわいいPOPを製品脇に置いて、子供から大人まで興味を持っていただけるように工夫しています。POPに書いている内容はスタッフみんなで考えました。アンパンマンなど子供が好きなキャラクターを使って、賑やかになるようにみんなでがんばっています。
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Q2. 患者さんの反応は?
子供が好きなキャラクターは人気がありますから、かなり気を引いていると思います。フロスや歯ブラシはとてもカラフルなので、手に取って、家族用に色を吟味されているお母さんもいらっしゃいますね。お会計の時などにふと目に留めた製品を手に取って、じっくり見ている方が多いので、ディスプレイに対する患者さんの反応は良いと言えそうです(笑)。
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Q3. その他予防歯科製品推奨のために工夫していることは?
患者さんから製品について聞かれたときに、どのような歯ブラシでどのように磨いたらよいかをすぐ教えられるように、ディスプレイ棚には製品だけでなくTBIでも使っている大きな歯科模型も置いています。今後は、お母さんがよく気にされているフッ素や仕上げ磨き用、子供用のフロスなどがご説明しやすいような陳列を考えていきたいですね。またPOPも、季節に合わせて変えたり患者さんのニーズに合わせたものをどんどん作っていこうと思っています。

TAEさんのマネして!ワンポイントアドバイス

通る人の視線を意識したディスプレイを!

ガラス越しに見えるディスプレイは、外を歩く人の目線と同じ高さにあわせて製品を並べ、見えやすくなるよう工夫されています。待合スペースの椅子の前に製品がディスプレイされているので、診察や会計を待っている間にも気軽にご覧いただけますね。また、診察室と受付の動線にディスプレイを配置しているので、ディスプレイの前を必ず通るように設計されているのもポイントです。医院内の動線を変えることは難しいですが、患者さんの目に付くところをみなさんの歯科医院でも考えて、製品とPOPをディスプレイしてみてはいかがでしょうか?

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