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予防歯科の現場

予防歯科最前線 vol.3 セルフケア意識を育てる治療と一体のプロケア 東京都豊島区 大野歯科クリニック 院長 大野克彦さん 歯科衛生士 小野澤直子さん 三田裕子さん

60階建てのサンシャインビルがランドマークとして知られる東京・池袋。玄関口である池袋駅は1日の乗降客数約300万人という日本で2番目の大ターミナル駅。そんな大都会の駅から徒歩3分のところにある大野歯科は、CD売り上げ順位などでおなじみのオリコンランキングで、「いい病院」歯科系の第2位にランキングされています。
今回の「予防歯科最前線」では、この大野歯科クリニックを訪ね、「天然歯の素晴らしさには心から敬意を払っています。まだまだ学ぶところがいっぱいあります」との思いから、積極的な「プロケア」を実践している大野克彦院長(48歳)とお二人の歯科衛生士、小野澤直子さん、三田裕子さんにお話を伺いました。

強い支持者(患者様)の支えが医院経営にひと役

大野先生(中央)をはさんで小野澤衛生士(左)と三田衛生士(右)

大野歯科の治療室には診療チェアーが4台、メンテナンス専用チェアー1台、さらに奥にはインプラント手術のためのクリーンルームや、正確な診断と安全確実な治療に有効なCT検査室があります。広々とした清潔な治療室というのが訪問した第一印象。

オリコンランキングで「いい病院」歯科系の2位の評価を得ていますが、ご感想をお聞かせください。

大野克彦院長:

第三者による公平な評価をしていただいた結果であることを率直に喜んでいます。自分としては、今までやってきたことに対して、迷っていた時期でしたので、この評価をいただいて大きな自信につながりました。歯科医院として、患者さんに良い評価を受けたことは心から感謝しています。
ランキングの公表後は、その影響により新しい患者さんが急に増え、一時はだいぶ混乱しましたが、今はおかげさまで落ち着いています。

大野克彦院長

大都会という立地で開業されていますが、大野歯科の患者さんはどの様な方が多いのでしょうか。

大野院長:

場所柄もあって患者さんは会社勤めのサラリーマンやOLの方も多いのですが、昼間は7割が主婦の方たちです。住宅街にある医院とは環境も異なっていますので、子どもの患者さんはほとんどいません。比較的遠くからおいでいただく方も多く、患者さんの60%以上が当医院の半径500m以遠からお見えになります。

小野澤直子・歯科衛生士:

転職したり引っ越されても、わざわざ遠くからおいでいただく患者さんも多いです。医院の近くにお勤めしていた患者さんで、リタイヤ後もケアのために大野歯科に来られ、帰りに昔の会社に足を伸ばすという方もいらっしゃいますね。

大野院長:

私どもは基本的にはこのような当医院を強く支持していただいている方々によって支えられているんだと思います。

「プロケアは気持ちいい」を実感いただく

プロケアについて説明したリーフレット。ちなみに1回の費用は内容に応じて5,250円から10,500円まで。

大野歯科のホームページには、診療室のチェア一つ一つにその役割が書いてあります。その中に「プロケア」という、名前が書かれているチェアーがあります。受付ロビーには「いつも気持ちいい歯と暮らしませんか」とタイトルがついた、「プロフェッショナルケアについて」というリーフレットも置いてありました。中にはプロフェッショナル・ケアとは何かについて説明があり、治療がひと通り終わった方が対象と記されています。

大野歯科の「プロケア」についてお聞かせください。

大野院長:

歯周病に関してのメンテナンスは12年ほど前から始めていましたが、現在の「プロケア」は2000年にプランが固まって、2001年からバイオフィルム除去をメインとしたPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)としてスタートしました。
始めた動機はいろいろありますが、正直なところ経営の安定化のために、患者さんの再来院の機会を増やすという思いが強かったですね。当時はこの場所に移転して間もないころで、安定した歯科医院経営に少し心配がありました。でも、スタッフにはこの本音は伝えずに「これからは患者さんの健康に貢献しよう」と提案しました。

小野澤直子・歯科衛生士:

私たちは先生の「患者さんの健康のために」という言葉を受けて一生懸命やりました。別の本音もあったんですね(笑)。
歯科医院は怖いというイメージをお持ちの方が多いですから、メンテナンス、プロフェッショナル・ケアは気持ちいいことだと実感して下さればと頑張りました。

歯科衛生士が中心の「プロケア」

患者さんごとに作られる治療計画書。担当衛生士の名を記すスペースもある。

プロケアの部分では歯科医師はノータッチ。
全面的に歯科衛生士に権限が委譲されています。また、一般の治療でも初診から担当衛生士制がとられていて、初診時に作られる患者さんごとの治療計画書にも、担当歯科医師名に並んで担当歯科衛生士の名前が記入されています。
医師が立てた治療計画を患者さんに説明することから始まり、治療行為以外の患者さんとの窓口はすべて担当の歯科衛生士の役割となります。


大野歯科クリニックでは歯科衛生士の役割は大きいですね。

大野院長:

そうですね。うちのクリニックにおけるトリートメントプランを実行して行く上で、歯科衛生士の力に負う所が大きいと思います。
現在、歯科衛生士が7人います。それぞれが担当の患者さんを持っていて、患者さんと歯科衛生士は初診の段階から深くかかわっていますから、つながりは深いですね。
プロケアは患者さんとのアポイントから費用に至るまですべて歯科衛生士が管理しており、メディカルチェックが必要な場合以外は歯科衛生士のみが対応しています。歯科衛生士主導のメンテナンスといえます。
メンテナンスだけに来られるという患者さんは一ヶ月に150名〜200名です。これからもメンテナンスを目的とした患者さんとのつながりを大切にしたいと思っています。

メンテナンスのみの患者さんの割合が全体の25〜30%という数字は多い方なのでしょうか。

小野澤直子・歯科衛生士:

多い方だと思います。患者さん自身がまた来たいといって再来院されるケースが多いですね。
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