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ライオン歯科材株式会社は、歯科医師、歯科衛生士の皆様ともに、口腔の健康を通して患者様の健康寿命の延伸とQOLの向上に貢献してまいります。

 
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注目!"院内ディスプレイ"アイデアリポート

注目!"院内ディスプレイ"アイデアリポート Vol.8 〜 予防歯科製品の見せ方&すすめ方 〜「予防歯科製品」の見せ方の工夫、ご案内するタイミングなどについて、いろいろな取り組みを行っている歯科医院さんをTAEさんが訪問リポート!

今回お伺いしたのは、平成21年に開業した東京都港区の「白金こどものはいしゃさん」です。お子様が自ら通いたくなるようなエンターテイメント性あふれる空間デザインと独自の仕組みづくりが特長。「予防歯科を通してお子様の心と体の成長に貢献したい」と語る園延妙子院長とスタッフのみなさんに取り組みのポイントをお聞きしました。

白金こどものはいしゃさん (東京都港区白金高輪)

白金こどものはいしゃさん (東京都港区白金高輪)

お子様に歯科医院は「楽しい場所」だと思ってもらえるような、環境作り、雰囲気作りに、スタッフ一同で取り組んでいます。

“子どもたちの未来のために予防歯科の習慣を広めていきたい。“

当院は0〜12歳の小児歯科専門のクリニックです。治療にあたっては初回にカウンセリングと唾液検査を行い、一人ひとりの口腔に最適な予防法と予防製品を提案しています。自分の歯を生涯健康に保つために、小さい頃から定期的に歯科医院に通う予防歯科の習慣を広く伝えていきたいです。

スタッフさんに聞きました!"ディスプレイ"への取り組み

Q1.製品が整然と並べられていますね。ディスプレイのポイントは?

受付まわりと待合室、カウンセリングルームの3ヶ所に予防歯科製品をディスプレイしています。ディスプレイのポイントは2つあります。1つは、患者様が製品を手に取ってしっかり見られること。予防歯科製品は購入するだけではなく、お子様が自発的に取り組み、きちんと続けられるかという点が重要です。とくにジェルやペーストは好きな味の方が長続きするので「味見してみる?」と声をかけ、その場でお子様とご家族の方にも試してもらうようにしています。もう1つは安全性です。以前は手書きのPOP(ポップ)をパウチして貼っていましたが、誤飲や偶発事故の可能性もあるのであえて外しています。製品の配置もポイントで、以前はカウンセリングルームの棚の下段に「チェックアップ」シリーズを並べていましたが、お子様が触って倒してしまうと危ないので上段に移しました。代わりに歯ブラシを台座にテープで留めて置いています。製品の詳しい説明は、必要に応じて資料などを直接お渡しするようにしています。

待合室&カウンセリングルーム

お子様の安全性を考慮しつつ、「見やすさ」「手に取りやすさ」を意識して、カテゴリー毎に製品を配置

拡大
カウンセリングルーム

Q2.手作りの製品カタログや、受付周りのディスプレイは特に反応が良いそうですね。

待っていただく間に製品の情報を伝えたいと考え、製品カタログを手作りしました。今では製品の説明をする際にも活用しています。スクラップブックに製品のパッケージを切り抜いて貼り、イラストやシールでデコレーションして、子どもにも興味をもってもらえるように視覚的に訴えるという点を意識して作りました。文字が多いと分かりづらいので特長は簡潔にまとめ、特にアピールしたいフレーズにはアンダーラインを引くほか、「歯磨剤」「洗口液」などカテゴリーを明確にして“分かりやすさ”にこだわりました。また、1年ほど前から受付の横にもディスプレイしたところ、予約のときに製品を購入される方が増えました。当院はガラス張りで外の並木通りからも院内が見えるため、通院されていない方が製品だけを購入しに立ち寄ることも。ディスプレイの効果を実感しています。

手作り製品カタログ キャラクター等のシールで視覚的に訴え、情報にメリハリをつけて各製品の特長を分かりやすく紹介→待ち時間に楽しみながら製品に関して理解を深められる 拡大
受付周り 受付横にディスプレイすることで、購入漏れを防ぎます。

Q3.予防歯科製品の販売が好調とのことですが、何か工夫されていることは?

大切にしているのは、カウンセリングでじっくりお話するということです。初回はカウンセリングと唾液検査を行い、2回目に個々のカリエスリスクに応じた予防法と予防製品を提案します。歯ブラシ、ジェル、フロスの3アイテムに加えてキシリトール100%のタブレットやガム、チョコレートなども勧めていますが、「まずはこちらから」「慣れてきたらこちらも」と、段階的に取り入れてもらえるようにしています。デンタルIQの高い方が多く、予防歯科製品に関する質問も多いので、日々の情報収集は欠かせません。展示会やデンタルショーに行って探すこともあるのですが、これまで知らなかった製品を見つけるのが楽しみになっています。配布する資料もデータを用いて具体的に説明します。たとえばキシリトール製品の場合、市販品と歯科専売品のキシリトール含有量やコストなどを比較した一覧表を見せると、歯科専売品のメリットに納得して安心して購入してくださいます。3ヶ月後の定期検診に向けてまとめ買いをされる方も多いですね。

アプローチのPoint!

カウンセリングで、個々に合った予防法と予防製品をご提案。データをもとに説明し、安心して購入してもらう。

カリエスリスクに応じた予防歯科製品をご提案し、可能な範囲で取り組んでもらう

市販品と予防歯科製品との違い等、データをもとに具体的に説明し、納得した上で購入してもらう

私の予防歯科アプローチ法

自分の歯を生涯虫歯ゼロに保つことは、豊かな人生を過ごすために重要なこと。予防歯科への取り組みを通して、お子様の心と体の成長もサポートしていきたい。

院院長 園延妙子 先生

お子様の自主性を引き出す

開業して今年で5年になります。当初は虫歯治療の方が多かったものの、ホームページなどで「予防歯科中心型の小児歯科医院」であることを積極的にアピールしたことでかなり周知されてきました。遠方からわざわざ通われる方もいて、患者数は現在4000名ほどになります。
私たちが心がけているのは、歯科医院を楽しい場所にすること、そしてお子様自身のやる気を引き出すことです。そのためにはお母さんから「やらされる」のではなくお子様が自発的に「頑張ろう」という意識をもつことが大切なので、「このお薬を塗ると歯が強くなるよ、しっかり続けられるかな?」など、お子様と直に“お約束”するようにしています。また、母子感染の観点からお母様にもしっかりとご自分の口腔ケアをしていただくため、お母様がおとなのはいしゃさん(※オーラルビューティークリニック白金)で受診いただいてる間、保育士等の有資格者による無料託児サービスも行っています。

リピート率を高める「プラチナクラブ」

予防歯科のためには定期的に来院して頂くことが重要なので、基本的に3ヶ月に1度の定期検診を行っています。リピート率を上げる取り組みとして、患者様全員が加入する「キラキラクラブ」を作りました。歯の健康管理手帳をお渡ししてセルフケアに対する意識を高めてもらうようにしています。さらに、虫歯がなくて歯磨きが上手にできるお子様を対象に定期管理型予防システム「プラチナクラブ」(有料)を立ち上げました。会員は約1500名で、主な特典は年最大4回のフッ素塗布や年1回の唾液検査(いずれも無料)、お楽しみイベントへの参加など。会員専用バッグを持って来院することがお子様のやる気を高める一助になるとご家族にも好評です。今後も予防歯科を通してお子様の心と体の成長に貢献したいと思います。
歯とお口の健康は全身の健康にとって非常に大切なことです。これからもお子さんやお母さんを中心に患者さんの健康をサポートしていきたいと思います。

歯科医院を「楽しい場所」に!お子様が通いたいと思う、空間・仕組み作り

入口正面
キラキラクラブ・プラチナクラブのグッズ
待合室
診察室

入口から院内の待合室・診察室まで、明るくカラフルなデザインで楽しげな空間を演出しています。

グループクリニックのご紹介

オーラルビューティークリニック白金(東京都港区白金高輪)
オーラルビューティークリニック白金(東京都港区白金高輪)

「白金こどものはいしゃさん」から徒歩2分の場所にある、大人向けの審美予防歯科医院。審美やアンチエイジング、インプラントなど、お口全体の美容と健康をトータルマネージメントしています。当院で施術する治療が最後になるように体に安全で、審美性も高く、何より長持ちする治療を提供します。

白金こどものはいしゃさんに学ぶ!ディスプレイの極意 ライオン歯科材株式会社 歯科衛生士TAEさん

実際に見て、触って、味見して親子で確認できるディスプレイで、「続けられる」予防歯科製品をご提案

白金こどものはいしゃさんでは、予防歯科製品を購入していただく際に「きちんと続けられるか」という点を大切にされています。ディスプレイ自体は製品を整然と並べたシンプルなものですが、お子様の安全性を考慮しつつ、親子で実際に触り、味見して、個々に合った製品をしっかりと吟味できるディスプレイとなっています。また、独自の「キラキラクラブ」「プラチナクラブ」などの仕組みを作ることで継続的な来院を促し、ご家族全員が予防歯科に対するモチベーションを高めています。さらに、壁に人気のキャラクターを飾ったり柱に木のオブジェを設えたりするほか、診察室の天井は青空、診察チェアはすべて色を変えてカラフルに。院内はまるでテーマパークのような「楽しい場所」と思ってもらえるアイデアや工夫が随所に施されており、子どもの心理をよく理解されているのだと感じました。ここまで徹底できるのは小児歯科に特化しているからこそ。お子さん自ら予防歯科に取り組みたいと思うような、医院全体での環境作りや仕組み作りが大きな効果を生んでいます。


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