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ライオン歯科材株式会社は、歯科医師、歯科衛生士の皆様ともに、口腔の健康を通して患者様の健康寿命の延伸とQOLの向上に貢献してまいります。

 
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注目!"院内ディスプレイ"アイデアリポート

注目!"院内ディスプレイ"アイデアリポート Vol.7 〜 予防歯科製品の見せ方&すすめ方 〜「予防歯科製品」の見せ方の工夫、ご案内するタイミングなどについて、いろいろな取り組みを行っている歯科医院さんをTAEさんが訪問リポート!

今回お伺いしたのは、平成23年に開業した札幌市西区の「かのう歯科・小児歯科クリニック」です。歯科医院で初の「北海道 赤ちゃんのほっとステーション」に指定されるなど、お子さんやお子さんを連れたお母さんのことを真摯に考えた医院作りにも取り組まれています。「医院独自の、手作りの温かさを大切にしています」と語る院長の加納康裕先生とスタッフの皆さんにディスプレイへの取り組みのポイントをお聞きしました。

かのう歯科・小児歯科クリニック (北海道札幌市)

かのう歯科・小児歯科クリニック (北海道札幌市)

お子さんからそのご家族の皆さまに、安心してご来院いただけるような環境作り、雰囲気作りに、スタッフ一同で取り組んでいます。

"小さなお子様からご高齢の方まで。安心して来院いただくよう、様々な角度からサービスの充実化に取り組んでいます。"

当院では患者さんの口腔内をじっくりと把握し、できるだけ負担を軽減するような治療に努めています。小さなお子様をお連れのお母さんや近い将来お子様を持つことになるマタニティの方、そしてもちろんご高齢の方にも安心してご来院いただけるよう、快適な環境作りにも取り組んでいます。

スタッフさんに聞きました!"ディスプレイ"への取り組み

Q1.カラフルなPOP(ポップ)が目を引きますね。ディスプレイのポイントは?

ディスプレイで重視しているのは「手作りの温かさ」です。これまでの経験で、手作りの掲示物は既製のものと比べても患者さんの目に留まるという手応えを持っていました。手書きの風合いで描かれたPOP(ポップ)や歯のキャラクターなどを使って棚全体を明るい雰囲気に演出するほか、年代別の推奨製品を手書きのイラストで独自にポスターを制作し院内に掲示し、少しでも患者さんの目にとまるように心がけています。それぞれの制作物には製品の特長やメリットをしっかりと書き込み、私たちの詳しい説明がなくても製品に関するおおよその情報がわかるように努めています。皆さんけっこう内容を読み込んでくださるので、セルフケアへの関心が高まる一助になっているのだと思います。また、お子さん向けの製品はお子さんの目線に合わせて棚の下段に置いたり、製品の配置をこまめに変えたりして様々な製品を知っていただくよう努めています。

受付まわり

Point! 製品の特長やメリットをしっかり書き込み、一目でポイントをお伝えしています

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診療室内ディスプレイスペ−ス

Point! 手作りのPOPやポスターで、患者さんの注目度もアップ!!

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扉の内側にポスターを貼り、「製品コーナー」への導線を作っています
POPに歯のキャラクターを貼り付けて明るく演出

Q2.オリジナルの「購入カード」の反応はいかがですか。

当院は待合室に製品をディスプレイするスペースが少なく、待っていただく間に製品に関する情報を伝えられないか?と考えていました。その中で、受付脇の掲示板にポスターや「購入カード」を貼って提案するアイディアを思いつきました。製品イラストを切り取って「購入カード」にしているのですが、省スペースで効率がよく、患者さんの反応もいいですね。お子さんも「自分で買う」と言って受付までカードを持ってきてくれたりもします。購入カードは現在約30種類で、毎月「歯周病対策」「カリエス対策」などテーマを決めてローテーションさせています。最近ではセルフケアに対する患者さんの意識も高まり、ブラッシング指導時も歯磨剤やフロスなどについて質問されることが多くなりました。次回の診察時には購入された製品の使用感や効果などを報告してくださるので会話も生まれますし、患者さんのモチベーションアップにもつながっていると思います。

待合室

Point! 手作りのポスターでお子さんの年齢に合わせたセルフケアをご提案

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Point! 「購入カード」を活用したディスプレイで、限られたスペースでも製品情報を発信

1.製品情報をまとめたポスター
2.製品イラストの購入カード

Q3.手作りの絵本はとても目を引いていますね。

当院はお子さんの患者さんも多いので、待合室でお母さんと一緒に予防歯科の知識を深めてもらえたらいいなと思ってオリジナルの絵本を作りました。絵本は「ムシバのおはなし」と「はみがきのおはなし」の2冊を作成、仕上げ磨きの方法等が分かりやすいとお母さんからもご好評をいただいています。親子で歯やお口のケアの大切さに気づいてくださるようですのでとても嬉しいですね。先日も定期検診の際にチェックアップジェルを紹介したところ「絵本に出ていた製品ね!」と言われて、作ってよかったなと強く感じました。
手作りのポスターやパンフレットは見た目の風合いはもちろん、日々患者さんから寄せられる様々な質問や、会話の中で私たちが気づいたエピソードをメッセージに込めることも強みだと感じています。メッセージを込めて作った制作物は実際に反応も強いので、より多く作っていけるようにしたいと考えています。

Point! 歯とお口の大切さについて絵本で楽しく学べる → 「仕上げ磨き」等、実践していただいたり、コミュニケーションのきっかけづくりにも!

2冊とも浦野さんの手作りで、来院の度に繰り返し読んで頂く親子さんも。

私の予防歯科アプローチ法

全身の健康にとって、歯とお口の健康はとても大事。お子さんとそのご家族に予防歯科の大切さを伝えることで、皆さんの健康をサポートしていきたい。

院長 加納康裕 先生 / 事務長 加納あゆみさん

豊富な製品知識でアドバイス

当院では現在、細菌検査にとくに力を入れています。初診時に位相差顕微鏡を使って口腔内の細菌をお見せすると「こんなに菌がいるんだ!」と皆さん驚かれますね。インパクトが強いぶん、ご自分のお口への関心もぐっと高まるようです。
ただ、中にはお口の健康に興味があってもどんなセルフケア製品を使えばいいのか分からないという方もいます。ドラッグストアに並んでいる多種のセルフケア製品の中から選ぶ際には、「自分に合うのはどれ?」「本当にこの成分は効くの?」と、疑問や不安を感じられるようです。そこで私たちが個々の製品の特長や使い方を的確に説明し提案すると、厳選された製品であることを納得・安心してお使いくださいます

小さな努力を積み重ねて

開業して約2年経ちますが、医院の独自性を意識していろいろな事を試みています。その一例が、お子さん向けの設備を充実させること。授乳室やオムツ交換台はもちろん、ベビーベッドやベビーカー置き場なども用意して、乳幼児を抱えるお母さんも来院しやすいような環境作りに取り組んでいます。スタッフが手作りした絵本や木製の玩具はお子さんにも好評ですね。また、子供から離れての治療中もお母さんがご安心いただけるよう、キッズスペースの様子が確認できるカメラシステムを開業時から導入しました。ディスプレイスペースをカラフルに飾り付けるのも明るい雰囲気作りの一環。個々の取り組みは小さなことかもしれませんが、こうした配慮の積み重ねが信頼感や親しみ感につながるのだと考えています。
歯とお口の健康は全身の健康にとって非常に大切なことです。これからもお子さんやお母さんを中心に患者さんの健康をサポートしていきたいと思います。

乳幼児を抱えるお母さんも安心 治療中にキッズルームの様子が確認できるカメラシステム!

チェアサイド
通常は治療中にアニメーションが流れるモニターに、キッズルームの様子が確認できるカメラシステムを導入。お子さんから手が離せない時期のお母さんでも、来院しやすい環境作りに取り組んでいます。

かのう歯科・小児歯科クリニックさんに学ぶ!ディスプレイの極意 ライオン歯科材株式会社 歯科衛生士TAEさん

導線を意識したディスプレイで予防歯科製品を患者さんに合わせて提案!

「既製の印刷物をただ貼るだけでは見てもらえない」という加納院長の言葉通り、手書きのポスターやカラフルなPOP(ポップ)が非常に目を引きます。とくに注目したいのは、予防歯科製品を提案する"導線"作りです。まず、(1)医院に入ったときに目に付く場所に購入カードや手作りのポスターを設置してセルフケア製品の相談を受ける歯科医院であることをアピール(2)チェアサイドでの説明で患者さん毎に適した製品をご紹介(3)診療室の扉の内側にディスプレイスペースをお知らせするポスターを貼って診療後にディスプレイスペースへとさり気なく誘導して製品を手に取ることを提案する、という導線が作られています。更に、待合室では用途別の推奨製品情報をポスターで伝えたり、オリジナルの購入カードを作成する等、製品を手に取りやすいアイデアや工夫が随所に散りばめられています。


本文のおわりです